パンチの効いた言葉を受けた。
気持ちや真心なんてのは、
今や通用しないのかと思うほど、
久しぶりについ怒っちゃって震えた、
と書こうと思ったら最初に
「烏賊っちゃって振るえた」と変換されて少し救われた。
全く関係ないけれど、
リリー・フランキー、ナンシー関ご両人の
「小さなスナック」によると、ナンシーさんのパソコンは、
「きょ」と入れると変換候補第一位が「巨泉」だったそうで、
いつも力が抜けていたらしい。
僕のマシンで最近力が抜けたのは「せいねんざ」と打って、
「性捻挫」と変換された先週の木曜日であった。
しかし、随分と侮辱されたなぁ。
そうかそう見ていたのかと思うが、
幾許かのプライドがあるのだなどと一人フンガイするなんて、
自分もまだまだ青いなとも思う。
フンガイを通り越して今となっては少しく空しいし、
親知らずも痛い。
受けた直後は翌朝まで寝たんだか寝ないんだか分からず過ごし、
布団から出ても、朝から晩までなんにもしないでじっと座椅子に居たので、
珍しくダメージを受けたのだと思われる。
腹の具合が悪いのは、今飲んでいる抗生物質のせいだけではない。
で、夜になって、さすがにこのままでは遺憾ながらいかんと思い、
近所の夜マックに行ったら、お盆のおかげで貸切だった。
長い事本を読んで、帰宅して続きを読んでいたら、
プーンと蚊の羽音。
余りにも器用に身を躱す蚊と、汗だくの苦闘数分。
ふと振り返ると猫ムスコが醒めた目で見ていた。
脈絡も何もあったものではないけれど、
そんな日もあるのだなぁと思う。