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円覚寺

というお寺は、総門と呼ばれる入口から、
池や庭園のある奥の方まで、とにかく境内が広く、
奥に進むにつれて、両の側の山が迫り、
それでも圧迫感はない。

人が大勢歩いていても、不思議と静かで、
蝉の声が大きく感じる。

それでいて、別に保守的に過ぎるという事ではなく、
大方丈で音楽を含めた公演を催してみたり、
実はいつでも静かに攻めている。

小津安二郎監督の「晩春」は、
円覚寺のシーンから始まる。

その小津監督のお墓は円覚寺にあって、
今も色んな国から人が訪れている。

舞台監督でございなどと言うには、
あまりにキャリアが浅い僕だけれど、
毎回ステージ上の駆け引きをビリリと感じ、
昼公演の問題点を、夜公演の読みではスパっと直して、
それでケロっとしている姿に凄みを感じたり、
80歳を超えても矍鑠として、読み合わせでメモも取らず、
それでいて毎回テキパキと指示を出す姿にたまげたり、
音語りの公演も、実は静かに攻めていて、気が抜けない。

昨年の自分には、まさかお寺のご住職と打合せをするなどとは想像もつかず、
欄間の高さと照明のタッパの兼ね合いを心配するとも思わず、
とてつもなく広い畳敷きに、椅子の縮尺をはめて図面を睨む事も、
仏像の横からきっかけを出す事など、思いもよらなかった。

この前も書いたけれど、
9月の半ばなのに35度前後になった二日間、
おかげさまで大盛況だった今回の公演。

上は80歳を超える方から、下は20歳そこそこの娘さんまで。
あちらは女優さんから、あちらは元ヤンの舞台屋さんまで。
滅多に見られない顔ぶれで編成されたチームは、
何だかとても凸凹軍団で、それがまた攻めていて面白かった。

「また次回」を実現するのは、本当に大変ではあるけれど、
これは実現せねばならないと思う。

皆様ありがとうございました。

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by ma-you-ge | 2010-10-06 00:14

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